30th 4月 2009

しのびよるパンデミック、人間生体の悲鳴 - 倒錯した価値観、人間使いすて労働が自殺30万人へ

 世界保健機関(WHO)が、「新型インフルエンザ」のパンデミック(世界的大流行)に備える警戒レベルを、「フェーズ3」から「フェーズ4」に初めて引き上げたことが報道されています。「フェーズ4」とは「6段階」ある危険度の中で、「パンデミックに移行する可能性がある段階」とのことです。  この報道を聞いて、思い浮かんだ書籍があります。それは、辺見庸さんの著作『しのびよる破局 - 生体の悲鳴が聞こえるか』(大月書店)です。  この書籍の最初に登場する見出しが「同時性のパンデミック」です。辺見さんは、現在の経済恐慌や気候変動・地球温暖化、そして新型インフルエンザのパンデミックなど、様々な「危機」についてマスメディアなどが報道しているが、その危機意識の相互の関連性のなさや自省・内省のなさ、対症療法的でしかないあり方を問題視しています。  感染症と価値観の崩壊をいっしょに論じることについては、もちろん無理があるとしながらも、「いまなにが危機で、なにが破局なのかといったばあい、ある程度横断的に問題を整理していったほうがいいとおもうのです。経済だ
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